
雑貨は「ただの飾り」じゃありません。毎日の暮らしに小さなときめきを添えてくれる、お気に入りの雑貨たち。けれど、ただ集めるだけでは、“理想の空間”はつくれません。
雑貨は「モノ」ではなく、「暮らしの一部」。暮らしを楽しむ気持ちや、自分らしさを表現できる、大切なアイテムです。
「私らしい空間」って、どんな空間でしょうか?それは、流行や高級感ではなく、自分の“好き”が詰まった、心地よい場所のことです。
お気に入りのマグカップを置いた木のカウンター。季節のドライフラワーが似合う窓辺の棚。海外の蚤の市で買った照明が主役のリビング。
そんな一つひとつのアイテムが、空間全体の雰囲気をつくってくれます。
まずは、空間全体の雰囲気を整えることが大切です。ナチュラル、モノトーン、アンティークなど、テイストを揃えることで雑貨が引き立ちます。
飾ることを前提に、棚やニッチ(壁のくぼみ)を計画すると、お気に入りの雑貨が自然と主役になります。
雑貨が映えるように、背景となる空間をすっきり整えましょう。見せる・隠すのバランスが、空間の美しさを左右します。
「これ、かわいいな」「次の休みに、この棚に飾ってみようかな」——そんなふうに、“飾る楽しさ”が日常に溶け込む暮らしを、住まいづくりで実現してみませんか?
次回は、暮らしやすさと雑貨が両立する間取りの考え方をご紹介します。どうぞお楽しみに!

お気に入りの雑貨があるだけで、暮らしは少しだけ楽しく、少しだけ豊かになります。毎日の中に小さな“ときめき”が生まれ、それが積み重なって「私らしい空間」へと育っていきます。
暮らしを楽しむ工夫を少しずつ取り入れながら、自分だけの心地よい空間を育ててみてください。