• リモートワークやオンライン授業の普及が進むとともに、外出を控え家呑みを楽しむ人が増えたり、デリバリーの利用率が伸びたりと、コロナ禍への対応を機に、私たちの生活スタイルは大きく変わりました。ウチで過ごす時間が増えたことで、住まいづくりに求 められる要素も変化しています。一人の時間も、家族全員でくつろぐ時間も、それぞれ が心地よく快適に過ごせる居場所を設け、すべてを大きく包み込むような住まいをつくりたい。そんな発想から「くるまり」は生まれました。
• 植栽を見ながら近所の方とゆっくり話ができる半屋外の玄関ポーチ。子どもたちがのびのび遊べるデッキは、友人を集めてバーベキューをしたり、テントを張って家キャンプを楽しんだり。和室前の坪庭で日向ぼっこをしたり、ガーデニングを始めたり、DIYで庭をつくり込んだりと、住む人が自由な発想で使える、遊べる、和める居場所がたくさんある。家時間をもっと楽しく、もっと豊かに。
• そんな、ウチもソトも人も暮らしもすべてを大らかに見守る、包容力のある住まいです。

ウチとソトの境界を曖昧にすることで、広がりを持たせた空間構成。 ダイナミックな視線の抜けが明るさと開放感をもたらし、家時間を豊かに演出します。

• 玄関から前庭、リビング、中庭、ダイニングまで、南北につながる大空間は、室内にいても常に屋外の気配に触れているような、不思議な心地よさに包まれます。視界の抜けを大胆に取りながら、外側の壁面は最低限の開口部を設けるにとどめたり、植栽の緑を利用した緩衝帯を配したりと、プライバシーの確保もしっかり。
• また、遊び心をくすぐるポイントもあちこちに。たとえば玄関に導くアプローチには小さなクランクを設け、植栽沿いにゆっくり歩を進めると、パッと視界が開ける構成に。
• この距離感が、住まう人 の日々にときめきと、わが家に戻ったという安堵感をもたらします。お客様には、回り込んだ小径の先に広がる大空間のインパクトを感じていただけるでしょう。

リビング、中庭との一体感に包まれ、連続した開口部から陽光が たっぷり射し込むキッチンは、アイランド型のオープンスタイル。 家族や来客との会話も弾みます。